栄養士が教える!青汁の副作用と安心して始めるための完全ガイド

「試してみたいけど、少し心配…」「飲んでいけない人もいるの?」など、青汁に副作用があるのか気になっていませんか?

青汁の副作用は基本的に摂取目安量を守ることで防げますが、一部の副作用は目安量以下でも起こる可能性があるため、正しく理解することが大切です

このページでは、過去に管理栄養士として青汁選びをサポートしてきた私が、青汁の副作用で注意すべきケースから、副作用に悩まず安心して飲むためのポイントをご説明します。

  1. 青汁の副作用に注意すべき3つのケース
  2. 青汁の副作用に悩まないための3つのポイント
  3. 青汁の副作用に関してよくあるQ&A

すべて読めば、青汁の副作用を知り、安心して始めることができるようになるでしょう。

1. 青汁の副作用に注意すべき3つのケース

青汁は、薬ではなく、主に野菜不足を補うための栄養補助食品です。

基本的に青汁ごとの目安量を守れば、副作用を心配する必要はないとされています。

そのため、青汁の副作用に注意すべきケースは、以下の3つです。

  • 青汁の過剰摂取
  • 病気の人・薬を服用中の人
  • アレルギーの人

それぞれ順にご説明します。

1-1. 青汁の過剰摂取

青汁は食物繊維が多いため、過剰摂取すると、お腹が緩くなったり痛くなることがあります。

その他にも、下痢、食欲不振、吐き気などの症状が現れることもあります。

脂溶性ビタミンの摂りすぎによる副作用

青汁を過剰摂取すると、一部のビタミンなどの栄養が1日の摂取上限量を超えてしまうおそれがあります。

体内で脂に溶けて蓄積される「脂溶性ビタミン」を摂り過ぎると、以下のような副作用が現れる恐れがあります。

  • ビタミンA:脱毛、皮膚の乾燥、骨の弱化、頭痛
  • ビタミンD:食欲不振、吐き気、脱力感、神経過敏
  • ビタミンE:筋力低下、疲労、下痢
  • ビタミンK:血液を固まりやすくする働き

特にビタミンKは、ワーファリンという薬を服用中の人に、深刻な副作用を引き起こす可能性があるため、後ほど詳しくご説明します。

※ちなみに、シュウ酸の多い青汁を過剰摂取すると、シュウ酸とカルシウムが結合して尿結石の原因となることがあるため注意しましょう。

青汁を一度にたくさん飲んでも、効果には正直大差ありません

青汁を一度にたくさん飲んでも、体内で吸収できる量が限られたり、体内に貯めておけない水溶性ビタミンはそのまま排出されてしまいます

青汁を目安量を超えてたくさん飲んでも、効果には大差なく、副作用のリスクが大きくなるため、過剰摂取は避けましょう。

1-2. 病気の人・薬を服用中の人

病気の人や薬を服用中の人にとっては、青汁に含まれる栄養が悪影響を与えるおそれがあるため注意しましょう。

特に注意すべきポイントをご説明します。

ワーファリンを服用中の人

ワーファリン服用中の人は、青汁を飲んではいけません

ワーファリンとは「血液をサラサラにして、血管内で固まるのを防ぐ」ための薬です。

それに対して、青汁に含まれるビタミンKは、出血時などに血液が固まるのを促す働きがあります。

つまり、ビタミンKをたくさん摂ると、血液をサラサラにするワーファリンの働きが弱まる恐れがあるからです。

腎臓病でカリウム制限をされている人

腎臓の働きが弱っていると、カリウムを尿として排出できず、カリウムが蓄積しやすい状態となっています。

一方で、青汁はカリウムを多く含むため、たくさん飲むと「高カリウム血症」に繋がるおそれがあります。高カリウム血症は、不整脈などの原因となります。

C型慢性肝炎の人

C型慢性肝炎の人は、肝臓の働きが低下することで、鉄分がたまりやすい状態となっています。

そのため、青汁は鉄分も多く含むため、肝臓に余計な負担を与えることになるため、青汁を避けないといけません。

糖尿病の治療中の人

糖尿病の治療中の人は、特に「桑の葉青汁」は避ける必要があります。

糖尿病の場合、糖分の吸収を抑えて、血糖値が上がりにくくする治療を行います。

一方で、「桑の葉青汁」に含まれる1-デオキシノジリマイシンにも、糖分の吸収を抑える働きがあるため、血糖値が下がり過ぎてしまうおそれがあるからです。

1-3. アレルギーの人

青汁は基本的にアレルゲンを含むことは少ないですが、特にフルーツ青汁など、様々な原料を足しているものに注意しましょう。

例えば、青汁に含まれる可能性のあるアレルゲンは、以下の通りです。

  • 小麦
  • 大豆
  • りんご
  • バナナ
  • オレンジ
  • キウイ

ちなみに、「大麦若葉」は、アレルゲンが含まれる穂の部分がつく前の若葉の頃に刈り取るため、基本的にアレルギーの心配はないとされています。

参考:妊娠中の人が意識すべきこと

青汁はカフェインを含むものもあるため、注意しましょう

カフェインは血管収縮作用があって、早産や流産のリスクを高めるおそれがあることで知られています。

ただし、ノンカフェインであるなど、最近は妊婦さん向けの青汁も増えてきています。

もし妊娠中に青汁で栄養補給を考えている人は、産婦人科の先生に相談しましょう。

2. 青汁の副作用に悩まないための3つのポイント

以上のとおり青汁には副作用がありますが、一部の人を除けば、正しい用法を守れば過剰に心配する必要はありません。

青汁の副作用に悩まないためのポイントを、以下の3つにまとめました。

  • 摂取目安量を守る
  • 信頼できる青汁を意識して選ぶ
  • 何か異変を感じたら、すぐに飲むのを中止する

どれも基本的なことばかりですが、これらさえ守れば安心して青汁を飲むことができます。

2-1. 摂取目安量を守る

青汁は摂取目安量を守れば、アレルギーの場合を除いて、基本的に副作用を心配する必要はありません

もし目安を超えて摂り続けると、腎機能が弱っている場合には、ビタミンやミネラルの過剰症に繋がるおそれがあります。

2-2. 信頼できる青汁を意識して選ぶ

青汁には実にたくさんの種類がありますが、副作用を避けて安心して選ぶためには、信頼できる青汁を選ぶことが大切です。

信頼できる青汁を選ぶ観点としては、以下の通りです。

  • 原産地が明記されている
  • できるだけ農薬・添加物を使っていない
  • 農薬検査・放射能検査がされている
  • 実績のある販売元であること

ちなみに、副作用の心配なく安心して選べるものだけを「50種から厳選!あなたの目的に合わせて選べるおすすめ青汁4選」の記事で、比較しておすすめしているため、ぜひ参考にしてみてください。

2-3. 何か異変を感じたら、すぐに飲むのを中止する

青汁を飲んで、万が一、何か異変を感じたらすぐに飲むのを中止しましょう。

飲むのを止めても体調が戻らない場合は、内科を受診して相談することをおすすめします。

3. 青汁の副作用に関してよくあるQ&A

もともと私も青汁の副作用が心配で、色々調べて青汁の副作用に詳しくなりました。

時々、親しい友人から相談を受けることもありますが、多くの人が気になることはある程度共通しているため、よく受けた質問をQ&A形式でまとめました。

  • Q1. 青汁は痛風にも関係あるの?
  • Q2. 青汁の添加物については、何に注意すべき?
  • Q3. 青汁と一緒に飲むべきでない薬は?

それぞれ順にご説明します。

Q1. 青汁は痛風にも関係あるの?

青汁は痛風の原因となるプリン体も含んでいますが、ごく微量であるため心配する必要はないと言えます。

例えば、高尿酸血症・痛風の治療ガイドラインによれば、プリン体の摂取上限は「1日400mg」が目安とされています。

一方で青汁に含まれるプリン体は”青汁粉末100g”あたりケール40.2mg・大麦若葉 88.5mg程度というデータがあります。1杯あたり粉末3gなので、痛風への影響を心配する必要がないと言えます。

Q2. 青汁の添加物については、何に注意すべき?

青汁は、基本的に安全性が確認された人工添加物を使っているため、極端に心配する必要はありません。

ただし、添加物を意識して選びたい人は、例えば以下の点を参考にすることをおすすめします。

おすすめしない添加物比較的安全な添加物
人工甘味料「アスパルテーム」天然甘味料「オリゴ糖」
「香料」として一括りにされてるもの難消化性デキストリン(食物繊維)
増粘多糖類ビタミンC(栄養強化剤・酸化防止剤)

Q3. 青汁と一緒に飲むべきでない薬は?

青汁と一緒に飲むべきでない薬を知りたい人のために、ご参考まで以下にまとめてみました。

医薬品名薬に影響与える栄養素副作用
塩酸テトラサイクリン

(抗生物質)

ビタミンA激しい頭痛
アセタゾラミド

(利尿剤)

ビタミンC大量のビタミンCとの併用により腎・尿路結石
ジゴキシン

(強心薬)

ビタミンD嘔気、嘔吐、不整脈など。
リセドロン酸ナトリウム水和物

(骨粗鬆症治療薬)

カルシウム・鉄ビスホスホネート系製剤と結合してキレート化合物を作り腸管よりの吸収を阻害する
レボチロキシンナトリウム

(甲状腺ホルモン薬)

消化管内でリチオロニンナトリウムと結合し吸収が遅延又は減少することがある

参考:愛知県薬剤師会

4. まとめ

ここまで青汁の副作用について詳しくご説明してきましたが、いかがでしたか?

青汁の副作用には、下痢・便秘・アレルギーがあるものの、基本的に目安量を守るなど正しく飲めば副作用を過剰に心配する必要はありません。

最後にまとめとして大切なポイントを整理すると以下の通りです。

  • 基本的に目安量さえ守れば、過剰に心配する必要はないこと
  • ただし、アレルギーのある人は少量から始めて様子をみること
  • 万一、何か異常を感じたらすぐ中止して医師に相談すること

また、副作用を心配せず安心して選べる青汁を、求める効果別に「50種から厳選!あなたの目的に合わせて選べるおすすめ青汁4選」でおすすめを紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。

以上を参考にあなたが青汁の副作用を正しく理解できることを心より願っています。