育児のプロが教える!赤ちゃんに麦茶を与える時の全ポイント

「赤ちゃんに麦茶をいつから飲ませたらいいか」「麦茶をどのように飲ませたらいいか」など、赤ちゃんへの麦茶の飲ませ方が気になっていませんか?

赤ちゃんは少なくとも6ヶ月頃までは母乳とミルク以外の水分補給をしなくても問題ないため、必ずしも麦茶を飲ませる必要はありません

しかし、夏の暑い時期など母乳やミルクを補う方法として麦茶はおすすめなので、赤ちゃんに与える時のポイントを正しく理解して使いましょう。

本ページでは、過去8年間でベビーシッターとして200人の育児に携わってきた私が、赤ちゃんに麦茶がおすすめな理由に加えて、赤ちゃん用麦茶の正しい作り方や飲ませ方をご説明します。

  1. 赤ちゃんに麦茶がおすすめな3つの理由
  2. 赤ちゃん用の麦茶の正しい作り方
  3. 赤ちゃん向けの麦茶の飲ませ方
  4. 赤ちゃんにおすすめの麦茶3選
  5. 麦茶作りにも役立つ便利な育児グッズのおすすめ

全て読めば、赤ちゃんに麦茶がおすすめな理由から具体的な飲ませ方まで、あなたが知りたいと思っている全ポイントをご説明します。

1. 赤ちゃんに麦茶がおすすめな3つの理由

赤ちゃんは大人の約2倍の汗をかくと言われており、適切な水分補給がとても大切です。

赤ちゃんは母乳かミルクをしっかり飲んでいれば、基本的にそれ以外の水分補給はなくても問題ないとされています。

そのため麦茶を無理に与える必要はありませんが、赤ちゃんの水分補給の1つとして麦茶がおすすめな3つの理由は以下の通りです。

  • ノンカフェインだから
  • 通常の麦茶を薄めれば家でも作れるから
  • 卒乳に向けた準備として最適だから

それでは赤ちゃんに麦茶がおすすめな理由をご説明します。

1-1. ノンカフェインだから

麦茶はノンカフェインなので、赤ちゃんに安心して使えます。

例えば、カフェインを含む緑茶、烏龍茶、ほうじ茶、玄米茶、紅茶などを与えると、興奮して寝つきが悪くなるため避けましょう。

ちなみに、麦茶は大麦の種子を煎じて作っているため、小麦アレルギーの赤ちゃんにも使えます。

1-2. 通常の麦茶を薄めれば家でも作れるから

ベビー用品店やオンラインストアでは「赤ちゃん用の麦茶」が販売されていますが、通常の麦茶との違いは “濃さ” だけです。

通常の麦茶でも薄めれば使えるため、わざわざ市販の赤ちゃん用の麦茶を買わなくてすむメリットがあります。

赤ちゃん用の麦茶を自宅で作るときのポイントは、次の章でご説明します

1-3. 卒乳に向けた準備として最適であるため

卒乳するには離乳食に加えて、母乳やミルク以外の飲み物に徐々に慣れる必要があります。

麦茶は少し味がついているため、母乳とミルク以外の味に慣れるという点でも大きな意味があります。

そのため、卒乳に向けた準備として麦茶を与えるのはおすすめです。

参考: 離乳食の後に麦茶を飲ませると、虫歯予防が期待できます

生後6ヶ月頃は胃腸も徐々に発達してくるため、離乳食も麦茶も始める目安は「6ヶ月頃」とされています。

それぞれを同じタイミングで始めるメリットとしては、離乳食を食べた後で麦茶を飲ませると虫歯予防が期待できます。

そのため、離乳食とほぼ同時期に麦茶も始める人も多いです。

2. 赤ちゃん用の麦茶の正しい作り方

赤ちゃん用の麦茶には、自宅で作る方法と市販の赤ちゃん用の麦茶を買う方法があります。

筆者としては目的に応じて使い分けるのがおすすめであり、ここでは自宅で作る方法をご紹介します。

2-1. 水出しではなく、煮出して作ること

水道水を使う人はカルキ抜きや殺菌のために「水出し」ではなく、沸騰させて麦茶パックを入れる「煮出し」て作りましょう。

引用:日経BP

水道水に含まれる「トリハロメタン」という発ガン性物質を除去するには「10〜15分程度」、蓋をせず沸騰させる必要があるとされています。沸騰時間が長くて手間ですが、赤ちゃんのために安全性を優先しましょう。

ちなみに、ミネラルウォーターを使う人はミネラル成分が少ない「硬度60以下」を使いましょう。

2-2. 通常の麦茶を白湯で2〜4倍に薄めること

通常の麦茶を白湯で2〜4倍に薄めて使いますが、特に大切なのは「最初はほぼ味を感じないくらい薄めて与えること」です

なぜなら、赤ちゃんは初めて麦茶を飲んだ時に「苦い」と感じると、以後麦茶を飲まなくなる可能性があるためです。

ちなみに、どの程度薄めるべきか心配な人は、一度市販の赤ちゃん用の麦茶を買って味見してみるのがおすすめです。

後ほど赤ちゃん用の麦茶をご紹介しますので、初めての人や薄めるのが面倒な人はぜひ参考にしてみてください。

2-3. 「常温〜人肌」の温度で与えること

赤ちゃんに麦茶を与える時は「常温〜人肌」の温度を意識しましょう。

赤ちゃんはまだ胃腸が未熟なので、冷たい麦茶を飲むと下痢になる可能性があります。

参考:麦茶を薄めるのは、あくまで赤ちゃんが飲みやすくするため

麦茶を薄める理由は、あくまで「赤ちゃんが飲みやすくするため」です。

健康上の理由で薄めているわけではないため、もし赤ちゃんが濃くても飲めるようになれば薄めなくても大丈夫です。

基本的には、1歳頃には大人と同じ濃さの麦茶も飲めるようになるケースが多いです。

3. 赤ちゃん向けの麦茶の飲ませ方

赤ちゃんは大人の約2倍の汗をかくとされており、適切な水分補給が大切です。

赤ちゃんは6ヶ月頃までは基本的に母乳やミルク以外の水分補給は必要ないとされています。

しかし、赤ちゃんの水分が不足しがちなタイミングで、あくまで母乳やミルクの補助として使う分にはとても効果的です。

3-1. 最初はスプーン一杯から

初めて麦茶を与える時は「スプーン一杯」から始めて、しばらく続けましょう。

麦茶を飲ませるというよりは、まずは ”味に慣れさせる” ことが第一歩です。

仮に赤ちゃんが飲みたがって与えすぎると、下痢などの可能性があるため注意しましょう。

3-2. 慣れてきたら徐々にマグを使いましょう

スプーンで与える量が徐々に増えてきたら、次はマグを使いましょう。

赤ちゃんにとってストローで飲むのは慣れるまでかなり大変なことなので、以下のようにステップを踏むスムーズになります。

引用:pigeon

●簡単にできるストローの練習法

特に最初は、市販の紙パック式の麦茶を使って練習するのがおすすめです。

ストローをくわえさせて、指で紙パックを押して麦茶を少しだしてあげましょう。

それを繰り返すと徐々に赤ちゃんもコツを覚えてくれます。麦茶の値段としては少し割高ですが、最初の練習として使う人が多いです。

引用:imgrum「初麦茶、初ストロー」

3-3. 食後や汗をかいた直後に飲ませるのがおすすめ

赤ちゃんに麦茶を与えるタイミングは、「食後」や「赤ちゃんの喉が乾くタイミング」を意識しましょう。

特に、離乳食の最後に麦茶を与えると、口の中を清潔に保ち虫歯予防の効果が期待できます。

例えば、赤ちゃんの喉が乾くタイミングを以下の通りまとめました。

  • お風呂上がり
  • 朝起きた時
  • 外遊びした時
  • 大泣きした後
  • おしっこの量がいつもより少ない時

※授乳や離乳食の前に麦茶を与えるのは避けましょう。お腹がふくれてミルクや離乳食を食べる量が減ってしまうからです。

3-4. 赤ちゃんのペースで与えること

赤ちゃんが麦茶を飲みたがらない場合は、無理に与える必要はありません。

基本的に母乳とミルクさえしっかり飲んでいれば、十分水分補給できているためです。

例えば、一度に与える量を減らしたり、1日に与える回数を減らして赤ちゃんのペースに合わせてあげましょう。

●麦茶で赤ちゃんが下痢になった場合

麦茶を与えて下痢になった場合には、以下の理由が考えられます。

  • 麦茶を飲みすぎたため
  • 麦茶が冷たくてお腹が冷えたため
  • カルキ抜きが不十分であるなど、麦茶の水に問題があったため
  • ミネラル成分の多いミネラルウォーターを使ったため

上記のいずれにも当てはまらない場合は、例えば麦茶と同じタイミングで他の食べ物や飲み物を与えていないか振り返ってみましょう。

3-5. 赤ちゃんにはその日に作った麦茶を与えること

自宅で作った麦茶は、煮出した時に塩素が抜けて雑菌が増えやすいため、必ずその日に作ったものを与えましょう

また、市販の赤ちゃん用の麦茶もその日のうちに使うことが大切です。

一度開封したら冷蔵庫で保存しますが、使うときは白湯で「常温〜人肌」に温めるようにしましょう。

参考:普段から「甘いジュース」や「イオン水」ばかり与えないこと

赤ちゃんも大人と同じで、基本的に味のない白湯やお茶より甘い飲み物を好みます。

普段からあまりジュースや果汁、イオン水ばかり与えていると、白湯や麦茶を飲まなくなる可能性があるため、日常的に与えないように注意しましょう。

特に、赤ちゃんに与える飲料水の中で「イオン水」に注意が必要なので少し補足します。

●イオン水の正しい使い方

「イオン水」は体内での吸収が良いのが特長で、本来「熱がでて食欲不振の時」にだけ使うべきものです。

一方で、テレビCMの影響やなんとなく赤ちゃんに良さそうなイメージから、白湯や麦茶の代わりに与える人が増えているそうです。

しかし、「イオン水」には以下のような問題があるため、絶対普段から与えてはいけません。

  • 虫歯になりやすい
  • 生活習慣病に近い症状が出る
  • イオン水を飲むと余計に喉が乾いてさらにイオン水がほしくなる

4. 市販の赤ちゃん用麦茶のおすすめ3選

家で作れば麦茶を安く使えますが、市販の赤ちゃん用の麦茶を使うととれも便利です。

わざわざ沸騰させて麦茶を作る手間がなく、必要な分だけ作れるタイプもあるため、商品の特長を踏まえて使い分けるのがおすすめです。

以上を踏まえて、ここでは市販の赤ちゃん用の麦茶のおすすめをご紹介します。

4-1. ペットボトルタイプ:和光堂『ベビーの時間』

引用:Amazon

和光堂の『ベビーの時間』は赤ちゃんに優しい麦茶にこだわった「無添加」が特長です。

持ち歩きに便利ですが、無添加で開封したら早めに飲む必要があるため、1日あたりの飲む量が増えてきたら使うのがおすすめです。

内容量 税込価格 購入可能場所
500ml 24本: 2412円

(1本: 101円)

Amazon

4-2. 粉末タイプ:和光堂『粉末麦茶』

引用:楽天

和光堂の『粉末麦茶』は、国産の六条麦茶を使っており、飲ませたい時に必要な量だけ作れる粉末タイプです。

赤ちゃんは特に最初は1度に飲む量が少ないため、必要な分だけつくれて便利と好評です。

内容量 税込価格 購入可能場所
1.2g×8包 213円 楽天

4-3. ティーバッグタイプ:煮出して作る赤ちゃん用の麦茶

引用:Amazon

はくばくの『子供が喜ぶ麦茶』は国産大麦100%の麦茶パックで、赤ちゃんがごくごく飲んでくれると評判です。

通常の麦茶のように作った後に白湯で薄める必要がないため、白湯で薄めるのが手間な人に特におすすめします。

内容量 税込価格 購入可能場所
20袋(160g) × 12箱 2214円 楽天

5. 麦茶作りにも役立つ便利な育児グッズのおすすめ

麦茶はもちろん赤ちゃんにおすすめですが、色々調べてみるとあえて麦茶にこだわる必要はないことがわかりました。

また、赤ちゃん用の麦茶を家で作るのは正直手間で、10分以上沸騰させたり、白湯で薄めたり、翌日は使えないなどの不便さがあります。

実際に私がベビーシッターとしての経験を踏まえると、いつでも温水で麦茶やミルクが作れるため、ウォーターサーバーが人気でした。

どのウォーターサーバーがいいのかよくママから聞かれたので、水質や安全性などを徹底的に調べた結果、私が赤ちゃんにベストと考えているのは『アルピナウォーター』です。

赤ちゃん専用水と同じ「ピュアウォーター」で、料金も安いのが特長です。さらに大人も使えるのでペットボトルの水を買って帰る必要がなくなったと好評でした。

月額コスト(電気代を含む) 初期費用 購入可能場所
3666円 0円 公式ページ

6. まとめ

赤ちゃんへの麦茶の飲ませ方について必要な全ポイントをご説明してきましたが、いかがでしたか?

水分補給の1つとして麦茶は赤ちゃんにおすすめですが、基本的に赤ちゃんは母乳かミルクをしっかり飲んで入れば、特に与えなくても問題ありませせん。

麦茶は6ヶ月頃からごく薄味で始めるのが一般的で、味に慣れてきて赤ちゃんがそのままでも飲めるようになれば薄めなくても大丈夫です。

  • 赤ちゃんの水分補給は、基本的に母乳とミルクだけで十分であること
  • 麦茶を薄める理由は、飲みやすくするためであること
  • 初めて麦茶を飲んだ時に「苦味」を感じると、その後飲まなくなる可能性があること

以上を参考にあなたの赤ちゃんが安全に麦茶を飲めることを願っています。