赤ちゃんの白湯の完全ガイド|与え方や作り方から便利グッズまで

「白湯(さゆ) をどのように作って与えたらよいのか」「そもそも赤ちゃんに白湯は必要なのか」など、赤ちゃん用の白湯が気になっていませんか?

白湯は赤ちゃんの水分補給の1つとして赤ちゃんに特に優しい飲料水ですが、作り方や与え方を間違えると赤ちゃんが下痢や便秘、熱中症などになるおそれがあるため注意が必要です

このページでは、赤ちゃんに白湯を使うべき理由に加えて、白湯の正しい作り方や与え方をご説明します。

  1. 赤ちゃんの白湯はいつからいつまで?
  2. 赤ちゃんに安全に与えるための白湯の正しい作り方
  3. 赤ちゃんの水分補給が必要なサインと飲まない時の対処法
  4. 水分補給の1つとして赤ちゃんに白湯を使うべき2つの理由
  5. 白湯作りに役立つ便利なおすすめ商品4選

全て読めば、白湯が赤ちゃんにおすすめな理由から正しい作り方まで、あなたが知りたい全てのポイントを理解できるでしょう。

0. 赤ちゃんにとって白湯とは

「白湯」は水を沸騰させ続けてから40〜50℃まで冷ましたお湯のことであり、「湯冷まし」と呼ばれることもあります。

また、白湯は昔から赤ちゃんの水分補給に使われているため、馴染みのある人も多いと思います。

ただし、私たちの親の世代では白湯はお風呂上がりなど毎日飲ませるべきとされていましたが、最近では母乳やミルクを飲んでいれば必ずしも必要ないとされています。

1. 赤ちゃんの白湯はいつからいつまで?

白湯を赤ちゃんにどのように与えたらよいのか知りたい人のために、白湯を与える際に意識すべき6つのことをまとめました。

正しい白湯の与え方を知らなかったために、熱中症や脱水症状になったりするケースが多いため特に注意しましょう。

  • いつから:生後2ヶ月頃から
  • いつまで:決まった時期はない
  • 与える量:初めは哺乳瓶で1回20〜30mlが目安
  • 与え方 :こまめに与えること

それでは白湯を与える際に意識すべきことを順にご説明します。

1-1. いつから:生後2ヶ月頃から

いつから始めるか決まったものはありませんが、母乳やミルク以外の水分補給は「生後2ヶ月頃」から与えてもよいとされています。

また、離乳食前に慣れさせるために白湯を使いたい人は生後5〜6ヶ月頃から始めるとよいでしょう。

1-2. いつまで:決まった時期はない

いつまで白湯を与えるかも決まったものはありませんが、水道水には塩素が含まれるため赤ちゃんにそのまま与えることはおすすめしません。

私は赤ちゃんの時期に限らず、高校生くらいになるまでは子供の成長に大事な時期に水道水をそのまま与えるべきではないと考えています。

例えばミネラルウォーターやウォーターサーバーの水など安全性の高い水をできるだけ与えま。

1-3. 与える量:初めは哺乳瓶で1回20〜30mlが目安

白湯を初めて与える場合は哺乳瓶で1回20〜30ml程度にして徐々に慣れてきたら量を増やしましょう。

また、離乳食前の場合は最初はスプーン1杯から始めて、大さじ3杯程度の50ml以下が目安です。

1-4. 与え方:こまめにあたえること

赤ちゃんは一度にたくさんの白湯を飲むと下痢になる可能性があるため、以下のようなタイミングでこまめに与えましょう。

  • お風呂上がり
  • 朝起きた時
  • 外遊びした時
  • 大泣きした後
  • おしっこの量がいつもより少ない時

特に、夏の間は熱中症や脱水症状を意識する人は多いですが、実は赤ちゃんは冬でもたくさんの汗をかくため注意が必要です

さらに、便秘の時には砂糖水を与えると、腸内の便が柔らかくなって解消しやすくなるためおすすめです。

【赤ちゃん用の砂糖水の正しい作り方】

  • 50〜60℃に冷ました白湯100gと砂糖5gを、哺乳瓶に入れます
  • 砂糖をしっかり溶かしたら、35〜37℃程度の人肌まで冷まします
  • 1回30〜50mlを与えましょう

2. 赤ちゃんに安全に与えるための白湯の正しい作り方

白湯とは水を沸騰させ続けてから40〜50℃まで冷ましたお湯のことであり、「湯冷まし」と呼ばれることもあります。

ただ温めただけのお湯と違って、特に水道水の場合は口当たりがまろやかになります。

しかし、間違った作り方をすると赤ちゃんの健康に悪影響を与える可能性があるため注意しましょう。

2-1. 水道水を使う場合は必ず沸騰させること

水道水には塩素などが含まれるため、赤ちゃんに使う際は蓋をしないで、必ず10〜15分沸騰させてカルキ抜きや殺菌をしましょう

また、水道水に含まれる「トリハロメタン」という発ガン性物質は沸騰直後に増加するため、10〜15分程度沸騰を続けて除去することが大切です。

また、ヤカンやケトルの場合、蓋をしてしまうと有害物質が逃げないので、蓋をせずに沸騰させることがおすすめです。

2-2. ミネラルウォーターは、ミネラル成分が少ないものを選ぶこと

ミネラル成分が多いとまだ胃腸が未熟な赤ちゃんの負担となるため、ミネラル成分が少ないものを選びましょう。

選ぶ際の目安は「硬度60以下の軟水」とされており、基本的に国内のミネラルウォーターであれば大丈夫です。

特にミネラル成分や不純物をほぼ完全に取り除いた「ピュアウォーター」は、ペットボトルの赤ちゃん専用水やウォーターサーバーなどで使えて、沸騰させなくて良いので便利です。

2-3. 温度は「人肌」にすること

赤ちゃん用の白湯は35〜37℃の人肌がベストです。人肌の温度は母乳と同じで赤ちゃんが飲みやすいためです。

白湯を何度も作るのが面倒な人は白湯を多めに作って電気ポットなどに入れて保存することもでき、流水や氷水に当てると早く冷ますことができます。

ただし、一度沸騰させたカルキが抜ける分だけ雑菌が増えやすいため、次の日は新しい白湯を作りましょう。

参考:赤ちゃん用の白湯を電子レンジで作るのをおすすめしない理由

手軽に白湯を作るために電子レンジを使う人もいますが、均一に温まらなくて一部高温になっている恐れがあるため、特に赤ちゃん用には避けましょう。

また、電子レンジで加熱しすぎると、容器に手を触れた瞬間に液体が沸騰したように飛び散る「突沸」と呼ばれる現象でやけどするおそれがあるため注意しましょう。

白湯 突沸

3. 赤ちゃんの水分補給が必要なサインと飲まない時の対処法

特に始めての育児では、健康的に育てるために赤ちゃんの水分補給が必要なサインを知っておきましょう。

さらに、ここでは赤ちゃんが白湯を飲まない時の対処法もあわせてご説明します。

3-1. 赤ちゃんの水分補給が必要なサイン

特に理解しておいていただきたいのは「赤ちゃんに水分補給が必要なサイン」があるということです。

赤ちゃんは泣くことでしかまだ自分の意思表示ができないため、以下のような水分補給のサインをママが読み取ってあげることが大切です。

  • おしっこの回数や量が減った時
  • 落ち着きがなく、普段のあやし方をしても落ち着かない時
  • 唇や口のまわりが乾燥している時
  • 刺激に対する反応が鈍い時
  • ぐったりしている時

3-2. 赤ちゃんが白湯を飲まない時の対処法

基本的に赤ちゃんが白湯を飲まないときは、無理に飲ませる必要はないとされているため安心しましょう

母乳やミルクさえしっかり飲んでいれば、赤ちゃんの水分は十分足りているため特に問題ありません。

もし、母乳やミルクも飲む量が少なくて心配な時には産婦人科の先生に相談しましょう。

4. 水分補給の1つとして赤ちゃんに白湯を使うべき2つの理由

赤ちゃんは新陳代謝が活発で大人の約2倍の汗をかくなど、熱中症や脱水症状などを防ぐには適切な水分補給が大切です。

白湯やその他の飲み物はあくまで「母乳やミルクを補う手段」であり、月齢や年齢別の水分補給のポイントをまとめると以下の通りです。

  2〜6ヶ月頃 6〜10ヶ月頃 10ヶ月頃〜
母乳・ミルク以外の飲み物 白湯・麦茶 白湯・麦茶 白湯・麦茶
与え方 哺乳瓶・スプーン スパウト・ストロー マグ
与える量 最初はスプーン1杯から 1kgあたり1日100mlが目安 基本的に満足するまで飲ませてok

上表の通り、すべての時期において母乳やミルク以外の水分補給は「白湯」や「麦茶」が基本ですが、「与え方・量」は時期によって異なります。

以上のように赤ちゃんの水分補給に欠かせない白湯について、赤ちゃん向けの飲み物の中でも白湯を使うべき3つの理由をご説明します。

  • 白湯は体内で優しく吸収されるから
  • 母乳からミルクへの移行がスムーズにできるから
  • 離乳食を始めた後の便秘予防に効果的だから

それでは赤ちゃんに白湯を使う理由を順にご説明します。

赤ちゃん用の麦茶について知りたい人は「育児のプロが教える!赤ちゃんに麦茶を与える時の全ポイント」の記事をぜひ参考にしてみてください。

4-1. 白湯は体内で優しく吸収されるから

白湯は一度沸騰させて殺菌されており、母乳と同じ人肌で赤ちゃんにとって特に飲みやすいと言えます。

特にお茶のように他の成分を含まないため、まだ胃腸が未熟な赤ちゃんへの負担が小さく、体内での吸収率も高いためおすすめです。

さらに、ミネラル成分や不純物をほぼ完全に取り除いた「ピュアウォーター」は、最も赤ちゃんに優しい水といえます。

4-2. 母乳からミルクへの移行がスムーズにできるから

完全母乳からミルクも使う混合育児に切り替える際に、まず白湯を哺乳瓶で与えると赤ちゃんの抵抗感が少なくスムーズに移行できるとされています。

その際に麦茶とは違って白湯はクセのない柔らかい味が特徴なので、母乳以外の初めての味としては赤ちゃんに最適と言えます。

参考:白湯と麦茶の違い

赤ちゃんの水分補給におすすめなのは「白湯」と「麦茶」であり、両方に共通するのはカフェインやタンニンを含まないことや、生後2ヶ月目頃から使えることです。

基本的にどちらを使っても問題ありませんが、白湯と麦茶のどっちにすべきか悩む人は以下を参考にしてみてください。

特に「赤ちゃん用の麦茶」は通常の麦茶を白湯で薄めたものですが薄い味が付いているため、母乳やミルク以外の味に慣れさせたい時におすすめです。

さらに、離乳食が始まると母乳やミルクが減って便秘になるケースもあるため、白湯や麦茶で適切な水分補給をすると便秘を予防する効果が期待できます。

赤ちゃん用の麦茶については、おすすめな理由から正しい作り方・与え方を「育児のプロが教える!赤ちゃんに麦茶を与える時の全ポイント」にまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

5. 白湯作りに役立つ便利なおすすめ商品4選

赤ちゃん用の白湯や麦茶は、特に赤ちゃんが小さいうちはこまめに与える必要があるため、毎回作るのは手間や時間がかかります。

そのためすべて自分で作るよりも、目的に応じて市販の便利な商品を使い分けることをおすすめします。

5-1. 赤ちゃん専用水:『やさしい赤ちゃんの水』

森永の『やさしい赤ちゃんの水』は、ミネラル成分や不純物を含まない「ピュアウォーター」なので赤ちゃんに優しく、沸騰させずに使えるためおすすめです。

森永は粉ミルクも販売するベビー用品の大手であり、特に赤ちゃん向けに人気の「ピュアウォーター」は白湯や麦茶はもちろん、生後6ヶ月以降の離乳食にもおすすめです。

内容量 税込価格 購入可能場所
2L×6本 1285円+送料360円 Amazon

5-2. 赤ちゃん用ポット:コンビの『調乳じょ〜ず』

コンビの『調乳じょ〜ず』は沸騰したお湯を入れると70℃以上で保温してくれるため、基本的に調乳用ですが白湯の作り置きにも便利なのでおすすめです。

ポットのサイズは800mlで1日に必要なミルクや白湯をほぼカバーできて、値段も約3000円と手頃なので、白湯の作り置きをしたい人に特に好評です。

内容量 税込価格 購入可能場所
800ml 2990円 楽天

5-3. 赤ちゃん用ポット:ピジョンの『調乳ポット』

ピジョンの『調乳ポット』は200mlのお湯は3分で作れてそのまま70℃以上で保温可能であり、ピュアウォーターを使えば手軽に白湯も作れるためおすすめです。

沸騰を続けることはできないため水道水には向きませんが、電気ケトルと同じ感覚で気軽に使えるため、沸騰させる手間を省きたい人に特に評判です。

内容量 税込価格 購入可能場所
700ml 5934円 Amazon

5-4. ピュアウォーターを使えるウォーターサーバー:『アルピナウォーター』

数あるウォーターサーバーの中でも、『アルピナウォーター』は赤ちゃん専用水と同じピュアウォーターであることや、育児の間だけレンタルで使えて月額料金も安いのが特長です。

「ウォーターサーバー」とはペットボトルの水のような綺麗な飲み水を蛇口をひねる感覚でいつでも温水・冷水で出すことができる装置です。

特に温水はそのまま白湯やミルク作りに使えるため、夜中や忙しい時に便利と口コミで好評です。

月額コスト(電気代を含む) 初期費用 申込可能場所
月24L換算: 税込3666円 0円 公式ページ

6. まとめ

ここまで赤ちゃんに白湯を与える際のすべてのポイントをご説明してきましたが、いかがでしたか?

白湯は水分補給の1つとして赤ちゃんに優しい水ですが、母乳やミルクをしっかり飲んでいれば白湯を飲まなくても問題ありません。

赤ちゃんのペースに合わせて与えることが大切です。

それでは最後にまとめとして整理すると以下の通りです。

  • 白湯は赤ちゃんのすべての時期において水分補給に適していること
  • 赤ちゃんに安全な白湯を与えるために、白湯の正しい作り方を徹底すること
  • 赤ちゃんの熱中症などを防ぐには、正しい水分補給の仕方が大切であること

以上を参考に赤ちゃんにどのように白湯を与えるべきかわかることを心より願っています。