ファスティングの本質的な効果と結果が出る正しい3ステップ

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「ファスティング」はテレビや雑誌で注目を集めているダイエット法の一つですが、実際にどういう効果があるのか気になりますよね。

実は、巷でよく言われるファスティングの効果は正確でないものが多いです。そして、それらを正しく理解しないと、求めていた効果が全くない、もしくは逆に悪化してしまうという可能性があります。

さらに最近では、短期間でも効果が見込めるという「短期間ファスティング」などの方法まで登場しています。

そこでこのページでは、ファスティングの本質的な効果と、あなたが望む効果を本当に引き出すための重要なポイントについてご紹介します。

1. ファスティングの効果

ファスティングの効果について、一般的に言われているのは以下の効果です。

  • ダイエット効果
  • デトックス効果
  • 便秘解消
  • 美肌効果
  • 味覚改善

ほかにもインターネット上ではさまざまな効果が挙げられていますが、実際にどんな効果を感じられるかは、人によって全く異なります

ダイエット効果を感じられたという方もいれば、下記のように、体質改善や美肌効果を実感できたものの、肝心の体重やプロポーションについてはほとんど変わらなかったという人もいらっしゃいます。

効果が人によって異なる理由|本質的な仕組み

これをファスティングの仕組みを理解する必要があります。下図に簡単にまとめました。

ファスティング メカニズム

要するに、ファスティングとは、固形物を食べないことで内臓や消化器官を休め、体内にたまった毒素を排出することで、体質改善を図るものであり、必ずしもダイエット効果や美肌効果を得られるわけではないのです。

つまり、ファスティングにおけるダイエットやデトックス効果は、あくまで内臓機能の正常化によって私たちの体に起こる、良い副作用と捉えたほうが正しいのかもしれません。

2. 内臓に休息が必要な理由

簡単に言うと、体内に毒素がたまってしまうからです。

なかなか意識することはありませんが、実は私たちが運動すると疲れるように、内臓もまた、長く働き続けると疲れてしまいます。すると、まるで筋肉に乳酸がたまるように、各器官には毒素や有害物質が蓄積されていきます。

こうした不要な物質をうまく排出できずに、体にためこんだままでいると、何らかの病気に見舞われたり、便秘になるなど、体の不調に見舞われてしまいます。

そんな疲労困憊の内臓を休めて、毒素を排出しようというのがファスティングの考え方です。

ファスティングによって内臓以外の器官も回復する

ファスティングによって機能が回復するのは、内臓だけではありません。日々私たちが食事を行う度に酷使されている、さまざまな器官もまた、機能を回復することがあると言われています。

具体的な事例として、日々たくさんの味覚を感じている舌の味蕾という細胞が回復し、ファスティング前に比べてご飯が美味しく感じるようになった、ということが多くあります。

3. 短期間のファスティングでも効果あり!

ファスティングは、実施期間がながければ長いほど効果が出ると思っている人も多いかもしれませんが、それは大きな間違いです。大切なのは一回の期間ではなく、定期的に続けることなのです。

短期間ファスティングの期間は、半日・1日・3日・6日などさまざまですが、たとえ一度の期間は短くても、年に数回、月に1度でも継続していけば、定期的に内臓を休ませることができるため、うまくデトックスできると言われています。

重要なのは、実施期間にかかわらず「準備期」「回復期」を意識することです。ファスティングが成功するかどうか、納得できる効果が得られるかどうかは、この二つの期間にかかっていると言っても過言ではありません。

以下では、短期間ファスティングでも重要視してほしい、準備期と回復期について、ファスティングの正しい進め方とともにご紹介します。

4. 効果が出るファスティングの正しい進め方

準備期(推奨実施期間:2日〜)

「何事も準備が大切」と言われますが、それはファスティングにおいても同じ。ファスティングを急に始めると、体がびっくりしてしまい、断食中に耐え難い食欲にかられたり、人によっては低血糖に陥ってしまうこともあります。

ファスティングを始める際は、断食と同じ、または倍の期間を設けましょう。

また、準備期は以下の食品はできるだけ避けるのがおすすめです。

準備期に避けるべき食べ物

1. 肉・魚・卵など動物性タンパクを多く含むものやパン・マフィンなどの小麦製品
消化しにくいため、ファスティングを始めても、これらの物質が胃に残っている可能性があります。

2. コーヒーなどカフェインが多く含まれる刺激物
刺激によって胃が休まりにくくなります。

準備期は、断食のために胃を少しずつ休ませるための期間です。胃に負担のかかるものや、消化しにくいものなどを避けることは、特に短期間ファスティングにおいては重要です。

準備期には野菜や果物類、豆類や柔らかくしたそばなど、消化に良いものや、胃に刺激を与えないものを選ぶようにしましょう。さらに寒天や玄米、ひじきなどの海藻類など、便通を良くするもの(腸内環境を改善してくれるもの)を食べると、断食後の腸の調子が整いやすくなります。

断食期(実施期間:半日〜)

断食期は以下に3つのポイントに注意しながら進めていきましょう。大切なのは、諦めない心です。

1. 水をたくさん飲む
老廃物が体外に排出されやすくなります。

2. ウォーキング・ヨガ・軽いジョギングなど適度な運動を行う
代謝を上げ、ストレスを解消します。ただ、期間中は食事をしていないので、自分の体調に合わせて行うようにしましょう。

3. 酵素ドリンクは分量を守る
酵素ドリンクは適量だからこそ効果を発揮するものです。お腹が空いているからといって、飲み過ぎないよう注意しましょう

人によっては、胃痛や頭痛、吐き気などに見舞われることもあります。これは、断食による体調の変化としてよく起こるものですが、あまりにもひどい場合は、無理をせずに中断する勇気を持ちましょう。

ファスティングはいつでもチャレンジできます。無理をするより、体調を整えて再挑戦したほうが、きっと良い結果が生まれるはずです。

回復期(実施期間:半日〜)

準備期同様に大切なのが回復期です。回復期のポイントは下記の通りです。

回復期は、おかゆやヨーグルト、豆腐といった、消化の良い物を選び、少しずつ普段の食事に戻す。

動物性タンパクやコーヒーなど、準備期で食べるのを控えていたものは、回復期にも食べないようにしましょう。

なぜこれらが大事かと言うと、実施期間が終わると「やっと断食が終わった…」とホッとしてしまい、急にドカ食いをしたり、断食前の普段通りの食事に戻してしまうと、胃痛や下痢に見舞われることがあります。

また久々に食べ物を得た体は、できるだけ多くの栄養を搾り取ろうとします。断食中に我慢していた食欲も戻り、結果せっかく落ちた体重がリバウンド…なんてことにもなりかねません。なので、これらのポイントを注意しましょう。

5. さいごに

ファスティングには、ダイエット以外にも、体にいい効果がたくさんあります。これは短期間ファスティングにおいても言えることです。

大切なのは、期間ではなく定期的にファスティングを続けること。準備期と回復期をしっかり設け、徐々に体を慣らしていくことが、ファスティング成功の近道と言えそうです。

皆様が、健康的で豊かな生活を送れますように!

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