妊婦さんが安全に水分補給をするポイントとおすすめ飲み物7選

「妊娠中の水分補給の仕方を知りたい」「妊婦におすすめの飲み物を知りたい」など、妊婦の水分補給について気になっていませんか?

妊婦さんにとって水分補給はとても大切ですが、間違った方法で水分補給をすると便秘や下痢に加えて、脱水症状や熱中症など命にかかわる恐れもあるため注意しましょう

このページでは、過去8年間でベッビーシッターとして200人以上の育児に携わってきた私が、妊婦さんが水分補給する際に意識すべきことやおすすめの飲み物をご説明します。

  1. 妊婦さんにとって水分補給が大切な3つの理由
  2. 妊婦さんが水分補給する際に意識すべき4つのこと
  3. 妊婦さんの水分補給におすすめの飲み物7選
  4. 妊娠さんの水分補給に役立つおすすめの便利グッズ
  5. 妊婦さんが避けるべき飲み物

全て読めば、妊婦さんの正しい水分補給の仕方やおすすめの飲み物まで理解できるでしょう。

1. 妊婦さんにとって水分補給が大切な3つの理由

妊娠すると、お腹の中で赤ちゃんを育てるために妊婦さんの体に様々な変化が起こります。

たくさんの水分補給が必要なので喉が乾きやすくなる一方で、十分な水分補給をしないと脱水症状や熱中症になるおそれがあります。

まずは先輩ママの声をみてみましょう。

口コミ・評判

@fuupon28さん(20代女性)
『妊娠してから暑がりに』
暑すぎ〜家の中におっても脱水症状なりそうやわ〜。なんか妊婦になって代謝良くなったんか汗むっちゃでるし暑い(笑) 引用:Twitter

口コミ・評判

@09_skskさん(20代女性)
『脱水症状で起き上がれなくなった』
妊婦になって食事がまともに取れなくなって、これがつわり!!と思ってたら脱水症状でめまい、ふらつきがひどくて本気でまとめに起き上がれなくなったので、本当に妊婦生活気をつけて!引用:Twitter

口コミ・評判

@moriyudaさん(20歳)
『熱中症で連日の吐き気』
私も熱中症になって、三日三晩吐き気と格闘して治らず。ほっといても治らないので、色々諦めて今は病院で点滴に打たれながら睡眠取ってくださいなぁ〜。引用:Twitter

以上の妊婦さんたちは適切な水分補給をしていなかったために脱水症状や熱中症で辛い経験をされています。

水分補給について正しく理解していただくためにまず、なぜ妊婦さんにとって水分補給が大切なのか3つの理由をご説明します。

  • 妊娠中は汗をかきやすいため
  • 妊娠前より血液量が1.2〜1.4倍になるため
  • 羊水を作るため

それでは妊婦さんに水分補給が大切な理由をご説明します。

1-1. 妊娠中は汗をかきやすいため

妊娠すると、赤ちゃんを守るためにお腹周りに脂肪がついたり、血液の循環が活発になるため汗をかきやすくなります。

汗をかくことで体内の老廃物を排出されるメリットがある一方、脱水症状や熱中症になりやすいため十分な水分補給が大切です。

引用:mamaterrace

特に夏は脱水症状に注意する人は多いですが、冬でも汗をかきやすいため注意しましょう。

1-2. 妊娠前より血液量が1.2〜1.4倍になるため

妊娠中は赤ちゃんに十分な酸素や栄養を届けるため、妊婦さんの血液量は1.2〜1.4倍に増加するため十分な水分補給が大切です。

もし水分が不足すると、血液がドロドロになって赤ちゃんに十分な栄養や酸素がいかない可能性があるため、適切な水分補給が大切です。

1-3. 羊水を作るため

妊娠すると羊水を作るために、体内の機能を保つのに必要な通常の水分補給に加えて、羊水を作るための水分が必要になります。

また、安全で清潔な水を十分にとることで羊水をきれいに保ち、アトピーやアレルギーの可能性を抑えることができるとされています。

2. 妊婦さんが水分補給する際に意識すべき4つのこと

妊娠中は普段より多くの水分補給が必要ですが、間違った方法で行うと脱水症状など体調不良になるおそれがあるため、正しく行うことが大切です。

妊娠中にわたって適切な水分補給を無理なく行うには、以下の点を意識することが大切です。

  • 「1日2L」が目安であること
  • こまめに水分補給すること
  • 妊婦さんや赤ちゃんに優しい水であること
  • 常温か温めて飲むこと

それでは妊婦さんが水分補給する際に意識すべきことを順にご説明します。

2-1. 「1日2L」が目安であること

妊婦さんの水分補給の目安は「1日2L」なので、普段から飲料水を飲まない人にとってはかなり多いと感じるのではないでしょうか。

もし水分補給が足りないと、便秘や脱水症状や熱中症にかかってしまう危険性がある他、赤ちゃんに十分な酸素や栄養が運ばれない可能性もあります。

そのため、1日2Lを達成できるように飲み方を工夫するのがおすすめです。

2-2. こまめに水分補給すること

妊婦さんの水分補給は量が多いため、こまめに水分補給することが大切です。

例えば、コップ1杯を200mlとすると、「1日のうち適切なタイミングで10杯分を飲む」と考えると考えやすくなります。

仮に以下のタイミングを基本とすれば1日で10杯分になるので、これをベースにご自身のライフスタイルに合わせてアレンジするのがおすすめです。

主なポイント
起床後 コップ1〜2杯
食 前 食事の30分以上前にコップ1杯
食事中 3食のそれぞれでコップ1杯
食 後 食事の3時間経ってからコップ1杯
入 浴 入浴の前後どちらかでコップ1杯
就寝前 コップ1〜2杯

ただし、一度に飲みすぎると下痢や胃酸や電解質が薄まって体内バランスが乱れるおそれがあるため避けましょう。

2-3. 水道水をそのまま飲まないこと

水道水は塩素や不純物を含んでおり、胎児には有害物質が蓄積しやすいため、妊娠中は特に水道水をそのまま飲まないようにしましょう。

安全な飲料水としては、天然水などのミネラルウォーターや「ピュアウォーター」と呼ばれる不純物をほぼ全く含まない純水がおすすめです。

ちなみに、赤ちゃんは胃腸が未熟でミネラル成分が多いと負担になるため、ミネラル成分や不純物を除去した「ピュアウォーター」が赤ちゃんに最も優しい水とされています。

※もし水道水を使う場合は、水道水に微量に含まれる「トリハロメタン」という発ガン性物質を除去するために、蓋をしない状態で10〜15分沸騰させましょう。

2-4. 常温か温めて飲むこと

体温を高くすると様々な健康上のメリットがあるため、常温か温めて飲むことをおすすめします。

例えば体温が1℃上がると免疫力が4〜6倍アップするなど、妊娠中に病気に負けずに健康的に過ごすことができます。

特に女性の大半は「冷え性」と言われており、体が冷えやすい人には特に常温か温めて飲むようにしましょう。

参考:妊娠中のむくみや頻尿の原因

妊娠すると、妊娠初期からむくみや頻尿になりやすくなります。水分補給を増やしたのが原因と考えがちですが、実は妊娠中に特有の理由もあります。

むくみや頻尿の原因を正しく理解して、特に水分補給の量は減らさないように意識しましょう。

●むくみ

水分を摂りすぎると余った分がむくみに繋がったり、逆に水分が不足しても血液がドロドロになってむくみに繋がる可能性があります。

また、子宮が大きくなり血管やリンパを圧迫するのもむくみの一因なので、適切な水分補給や塩分を控えること、適度な運動を意識しましょう。

●頻尿

子宮が大きくなると、膀胱が圧迫されて尿を溜められる容積が少なくなるため、頻尿になりやすくなります。

例えば、仕事中などトイレに行くのを我慢して膀胱炎になったり、残尿によるカンジタ膣炎になる危険性があるため注意しましょう。

3. 妊婦さんの水分補給におすすめの飲み物7選

妊娠中はただでさえストレスがたまりやすいのに、飲み物にも制限があって辛い思いをしている人は多いと思います。

少しでも美味しく水分補給したい人のために、おすすめの飲み物をご紹介します。

飲み物の名前をクリックすると、すぐにその箇所から読めます。

タイプ おすすめ
3-1. 妊婦さんに最も優しい飲料水 白湯
3-2. 最も手軽で安く作れる妊婦向け 麦茶
3-3. 妊婦向けのクセが少ないハーブティー ルイボスティー
3-4. 妊婦向けの程よい酸味のハーブティー ローズヒップティー
3-5. さっぱりとした甘さがほしい時 ゆず茶
3-6. 甘くなく、ほっこりとした味がほしい時 小豆茶(あずきちゃ)
3-7. コーヒーが飲みたい気分の時 たんぽぽ茶

それでは、妊婦さんの水分補給におすすめの飲み物をご紹介します。

3-1. 妊婦さんに最も優しい飲料水:白湯

引用:dietatooshi

「白湯」は沸騰させ続けて40〜50℃まで冷ましたお湯のことで、「湯冷まし」とも呼ばれ昔から飲まれてきました。

特に白湯は体内で吸収されやすく、特に味や香りに敏感になるつわりの時期にもおすすめです。

白湯の正しい作り方を知りたい人は「1週間で3kg痩せた!白湯(さゆ)の効果と飲み方完全ガイド」をぜひ参考にしてみてください。

3-2. 最も手軽で安く作れる妊婦向け:麦茶

引用:楽天

「麦茶」は大麦が原料の代表的なノンカフェインで、手軽に安く使えるため産婦人科で麦茶を勧めらるケースがほとんどです。

特に麦茶は体内の熱を逃す働きやむくみを予防する働きがある点でも妊婦さんにはおすすめです。

さらに、冷やしても温めても美味しいですが、妊婦さんは体を冷やさないためにもホットで飲むようにしましょう。

3-3. 妊婦向けのクセが少ないハーブティー:ルイボスティー

引用:kodawari-lab

「ルイボスティー」はカフェインやタンニンの含まず、鉄分やカルシウム、ビタミンが豊富なので妊娠中に特におすすめです。

クセの少ない風味なので、特に味や香りに敏感になるつわりの時期での比較的飲みやすいと好評です。

子宮収縮などの悪影響のないハーブティーなので安心して使えるものおすすめポイントです。

ハーブティーには妊娠中でも安心して飲めるものと避けるべきものがあるため、ここでご紹介するハーブティーを使いましょう。

3-4. 妊婦向けの程よい酸味のハーブティー:ローズヒップティー

引用:googirl

「ローズヒップティー」は鉄分や鉄分の吸収を助けるビタミンCが豊富なので、特につわりの時期に飲むと効果的です。

程良い酸味が特長であるため、例えば白湯や麦茶に飽きてきた頃に飲むと、味が変わって水分補給も続けやすくなります。

3-5. さっぱりとした甘さがほしい時:ゆず茶

引用:Amazon

「ゆず茶」はビタミンやミネラルが豊富で、妊娠初期に必要な「葉酸」が豊富であり、美味しく飲めるため好評です。

また、体を冷やさないようにホットで飲みたい時に、ゆずの優しい香りと甘さは格別なので冷え性の人に特におすすめします。

ただし、他のお茶と比べて糖分が多いため、飲みすぎによる体重増加や虫歯に気をつけましょう。

3-6. 甘くなく、ほっこりとした味がほしい時:小豆茶

引用:丹波の黒太郎

小豆(あずき)は薬膳にも使われる健康食材で、「小豆茶」は美味しくて血液をサラサラにする効果が期待できるため、妊婦さんにおすすめです。

特に最近では手軽なペットボトルタイプが人気で、伊藤美咲さんや野崎萌香さんなど、芸能人やモデルの人にも美味しいと好評です。

引用:左: 野崎萌香公式ブログ、右: 伊藤美咲公式ブログ

3-7. コーヒーが飲みたい気分の時:たんぽぽ茶

 

引用:たんぽぽ堂

「たんぽぽ茶」はたんぽぽの根をコーヒー豆のように焙煎したお茶のことで、コーヒーのような風味があるため「たんぽぽコーヒー」とも呼ばれます。

もちろんノンカフェインなのでコーヒーが好きな人や、普段飲んでいる白湯やお茶以外に新しいものをちょっと試してみたい人に特におすすめです。

もし「たんぽぽ茶」が気になる人はたんぽぽ茶専門店の『たんぽぽ堂』でたんぽぽ茶の詳細や商品をチェックできます。

参考:ポカリスエットなどのスポーツ飲料の注意点

ポカリスエットなどのスポーツ飲料は妊婦が飲んでも問題ないとされており、特につわりが重い場合、糖分を補うことで症状が緩和されることがあります。

ただし、糖分が多く体重が増えたり、血糖値が上がりやすいため、飲みすぎないように注意しましょう。

4. 妊婦さんの水分補給に役立つおすすめの便利グッズ

多くの妊婦さんは水道水を使うのが不安で、お腹の赤ちゃんのためにペットボトルのミネラルウォーターを購入している人が多いです。

しかしペットボトルの水は買って帰るのが大変で、水分補給のたびにお湯を沸かすのが手間なので、最終的にウォーターサーバーを導入する人がほとんどです。

「ウォーターサーバー」とはペットボトルの水のような綺麗な水をいつでも温水・冷水で使える装置で、病院や歯医者などで見かけることも多いのではないでしょうか。

引用:アルピナウォーター公式

「たくさんあって、どのウォーターサーバーがいいのかわからない」というママから質問をよく受けたので、徹底的に調べた結果、私が唯一おすすめするのは『アルピナウォーター』だけです。

「ピュアウォーター」を自宅に届けてもらえて妊娠〜育児中の期間だけレンタルでき、月3500円程度の手頃な料金が先輩ママたち間で人気です。

さらに、今なら初期費用が無料で、12Lボトルが4本無料でもらえるキャンペーン中なのでお得です。

月額コスト(電気代を含む) 初期費用 申込可能場所
3666円 0円 公式ページ

5. 妊婦さんが避けるべき飲み物

妊婦さんが摂取した飲み物は胎盤を通じて赤ちゃんにも運ばれます。

そのため、赤ちゃんに悪影響を与える成分を含む飲み物として、以下の飲み物は避けるようにしましょう。

  • アルコール
  • 「カフェイン」を含む飲み物
  • 「カテキン」や「タンニン」を含む飲み物
  • 硬水のミネラルウォーター

それでは妊婦さんが避けるべき飲み物を順にご説明します。

5-1. アルコール

妊娠中に飲んだアルコールは赤ちゃんにも運ばれて、先天性障害や奇形のおそれがあるため、絶対にアルコールは避けなければなりません。

特に「胎児性アルコール症候群」と呼ばれることもあり、妊婦さんがアルコールを避けてあげれば100%防げる病気なので、赤ちゃんのために禁酒しましょう。

5-2. カフェインを含む飲み物

コーヒーなどに含まれる「カフェイン」は中枢神経を刺激して興奮させる働きがあり、特に胎児には発達障害や流産のリスクがあるため避ける必要があります。

一方で、コーヒー数杯分に相当する1日300mg以下なら問題ないという見方もありますが、カフェインの摂取量が多いほど胎児の発育障害のリスクが高いという研究結果もあるため、必ず避けましょう。

参考:カフェインを多く含む食品

カフェインはコーヒーを含む様々な食品に含まれており、カフェインを多く含む食品は例えば以下の通りです。

(100ml当り) カフェイン含有量
コーヒー 60mg
インスタントコーヒー 57mg
紅茶 30mg
煎茶 20mg
コーラ 10~13mg
チョコレート 0~180mg
ココア 8~10mg

参考:東京都福祉保健局

さらに、市販のお茶などに含まれるカフェイン量は、東京都福祉保健局の調査によれば以下の通りです。

(100ml) カフェイン含有量
麦茶 0
緑茶 5~23mg
ほうじ茶 9~15mg
ウーロン茶 8~18mg
ジャスミン茶 8~10mg
エナジードリンク 4~48mg

参考:東京都福祉保健局

5-3. カテキンやタンニンを含む飲み物

緑茶などに含まれる「カテキン」は、胎児の発育に不可欠な葉酸の吸収を妨げる働きがあるため避ける必要があります。

また、お茶やワインなどに含まれる「タンニン」は、鉄分の吸収を妨げる働きがあり、貧血になる可能性があるため避けましょう。

5-4. 硬水のミネラルウォーター

高度の高いミネラルウォーターは、水分中のミネラル成分が多いため、体質に合わない人は下痢や便秘になる可能性があります。

さらに、ミネラル成分が多い水は赤ちゃんにとっても過剰な負担になるため、「軟水」のミネラルウォーターを使いましょう。

ちなみに、国内のミネラルウォーターはすべて軟水なので、国内産から選べば基本的に問題ありません。

6. まとめ

妊婦さんの水分補給で意識すべき点からおすすめの飲み物までご説明してきましたが、いかがでしたか?

妊娠中の正しい水分補給は、妊婦さんや赤ちゃんの健康を守る上でとても大切なので、このページでご説明したことを意識しましょう。

最後に大切な点をまとめると以下の通りです。

  • 妊婦さんの水分補給は「1日2L」であること
  • 1日コップ10杯を目標として、ご自身のライフスタイルに合わせてこまめに水分補給すること
  • 水分補給を続けやすくするために、好きな飲み物を探したり工夫するのがおすすめであること

以上を参考にあなたが妊娠中に適切な水分補給ができることを心より願っています。