高いだけで選んではダメ!日焼け止めのSPFとPAの全知識

「日焼け止めのSPFとPAって何だっけ?」「高いもの選んでおけば良いんでしょ?」と、日焼け止めのSPFやPAについてお調べでしょうか?

SPFとPAは日焼け止めを選ぶ上で大切なポイントですが、数値だけで選んでいると、肌に余計な負担をかけているかもしれません。

このページは、元エステティシャンとして10年以上女性の肌に向き合ってきた私が、日焼け止めのSPFとPAについて説明しました。

  1. 3ステップで簡単に分かるSPFとPA
  2. SPF以上に大切な日焼け止めのポイント
  3. おすすめの日焼け止め3選
  4. SPFとPAに関する良くあるQ&A

この記事を読めば、SPFとPAについて良く分かり、自信を持って選べるようになりますのでぜひご覧ください。

1. 3ステップで簡単に分かるSPFとPA

SPFとPAは、次の3つをおさえておけばカンペキです。

  • 肌に悪い2つの紫外線
  • SPFとPAが示す効果
  • TPOに合った日焼け止めの選び方

1-1. 肌に悪い2つの紫外線

紫外線は波長ごとにUVA(紫外線A波)、UVB(紫外線B波)、UVC(紫外線C波)に分かれますが、UVAとUVBが下の図のように肌に悪影響をおよぼします。

UVCはオゾン層にほぼ全て吸収されてしまいますので気にする必要はありません。

UVAの90%はオゾンに吸収されることなく地上に降り注ぎ、肌の奥深くにあるメラノサイト(色素細胞)を刺激してメラニンを産生させるため、肌を黒くする(=サンタン)原因になります。

一方、UVBは全体の10%程が地上に降り注ぐだけですが、エネルギーが強いため肌の細胞を傷つけるため、肌の赤焼け(サンバーン)や皮膚ガンを引き起こします。

この2つの紫外線をシャットアウトするのが日焼け止めなのです。

1-2. SPFとPAが示す効果

SPAはUVB(紫外線B波)をどれくらい防げるかを示すものであり、また、PAはUVA(紫外線A波)をどれくらい防げるかを示すものです。

それぞれ解説します。

SPF

SPFとはサンプロテクションファクター(Sun Protection Factor)の略で、UVBを防ぐ目安の数値となります。

SPFは「UVBを浴びて肌が赤くなるまでの時間をどれくらい伸ばすか」を表すと考えるのが簡単です。

下の図にあるように、肌が赤くなるまでの時間は個人差がありますので、同じ日焼け止めを塗っても持続効果が変わってきます。

青い服の女性はUVBを20分受けると翌日肌が赤くなる人ですが、SPF50をつけると理論上1000分は大丈夫になるということです。

ちなみにこの数値は、1平方センチメートル当たり2mgずつ皮膚に塗った時のもので、普通に塗るのより大目に塗る感じになります。

日本の日焼け止めのSPFは基本的に10〜50までで、50以上になると50+と表示されます。

PA

PAとはプロテクショングレイドオブUVA(Protection Grade of UVA)の略で、UVA(紫外線A波)を防ぐ指標です。これが高いほど、肌が黒くなりにくくなります。

+、++(ツープラス)、+++(スリープラス)、++++(フォープラス)の4段階があり、+が多いほど効果が強くなります。

PA+ 効果がある
PA++ かなり効果がある
PA+++ 非常に効果がある
PA++++ 極めて高い効果がある

1-3. TPOに合った日焼け止めの選び方

SPFとPAは高ければ良いというわけではなく、TPO(時と場所と場合)に合わせて選ぶことが重要です。

SPFとPAが高いものは、紫外線吸収剤が使われているものが多く、肌に刺激が強いものがあるので、デイリーは低いものを使った方が良いのです。

次の図のように使い分けることを環境省がおすすめしています。

一般的に「効果の強いものはお肌への刺激も強いから適切なものを使うべき」と覚えておけば間違いはありません。

2. SPF以上に大切な日焼け止めのポイント

SPFとPAは、日焼け止め選びでとても重要ですが、「SPFが高いものを1回塗るよりかは、SPF30を複数回塗った方が効果的である」ということを知っておきましょう。

実は、SPFが30以上の日焼け止めは大きな差はなく、持続性という点でも何回か塗り直した方が効果的なのです。

ちなみにアメリカではSPF100の商品が販売されていますが、「SPF100という表記は紫外線への警戒を無くしてしまう」と懸念されており、SPF50までにすることが検討されています。

そのため、高いものを選べばいいというわけではなく、こまめに塗ることの方が日焼け対策には大切なことです。

3. おすすめの日焼け止め3選

とはいえ、日差しに合わせてSPFも選びたい方が多いと思うので、SPFの高さに合わせて、3つのおすすめ日焼け止めをご紹介しておきます。

  1. パックスナチュロン UVクリーム:SPF15
  2. 和光堂 ミルふわ ベビーUVケア 水遊び・レジャー用:SPF35
  3. KOSE  サンカット 日焼け止めジェル:SPF50

デイリーで使えるものとレジャーで使える日焼け止めを紹介しますが、どれも肌に優しい成分が配合された日焼け止めです。

SPF15:パックスナチュロン UVクリーム

SPF15・PA++   45g  / 510円

パックスナチュロン UVクリーム』は、紫外線吸収剤や合成界面活性剤を使用せず、石けんで乳化したシンプルな日焼け止めクリームです。

全身用、顔用に使えますので、デイリーの使用に最適と言えるでしょう。

「あまり伸びなくてイヤ」と言う方もいらっしゃりますが、その時は化粧水を一滴たらすだけで変わりますから試してください。

口コミ・評判

K さん
評価:★★★★★5
石鹸で落ちる肌に優しい日焼け止めを探していました。
意外と固めのテクスチャーでびっくり、そして想定済みですが白くなります。紫外線吸収剤が入ってないからかと思いますが。けれど本当に肌に優しく、石鹸ですっきり落とせました。
顔以外にも全身に使え、持ち運びにも便利です。
大容量で1000円以下で購入でき、毎日使えるのでありがたいです!
赤ちゃんにも安心して使えるので気に入っています。

出典:amazon

SPF35:和光堂 ミルふわ ベビーUVケア 水遊び・レジャー用

SPF35・PA+++   30g  / 780円

和光堂 ミルふわ ベビーUVケア 水遊び・レジャー用』は、ミルクタイプの日焼け止めで簡単に伸ばして使うことができます。

ベタつきがなく、簡単に落とすことができるので、お子様にも向いています。(敏感肌の方は、赤ちゃん用が向いている場合がよくあります)

保湿成分もしっかり配合されているので、乾燥肌の方にも向いています。

口コミ・評判

R さん
私は肌が弱いのか、何を使っても吹き出物がよくできていて、ようやくこれに出会ってからは、トラブル的なものは減ったように思います。
BBクリームと混ぜて使うこともありますが、そのままでも、パウダーを使用すればいいので、常にまとめ買いをしています。
ハワイに行った時も特に日焼けもせず、肌の状態も良かったので、出来る限り使い続けたいです。

出典:amazon

SPF50:KOSE  サンカット 日焼け止めジェル

SPF50+・PA++++   100g  / 561円

KOSE コーセー サンカット 日焼け止めジェル』50は100g入っており、コスパの優れた日焼け止めです。

ウォータープルーフ仕様なので、まさに夏のレジャーにおすすめです。

ジェルタイプでベタつきや白浮きもなく、化粧下地にも使えますし、また石けんで落とすことができるので、弱点の見当たらない一品です。

口コミ・評判

A さん
評価:★★★★☆4
週1、海に入ります。
普段使うのはアネッサです。顔があんまり黒いとサラリーマンとしての
品格に問題が出ることもあるので、日焼けどめマストです。
海外トリップで100mlのお手頃価格ということもあり購入。
機内持ち込める最大サイズの日焼け止めが欲しかった訳です。量があるので、たっぷりと使えます。
塗った感じもベタつきも気になりませんでした。
1度海に入ると2時間程度ですが、日焼け止め効果高かったと感じました。
僕の場合、1週間インドネシアで、ほぼ日焼けせずに済みました。

出典:amazon

4. SPFとPAに関する良くあるQ&A

ここで、SPFやPAについてよくある疑問についてお答えしておきます。

4-1. SPF100の日焼け止めってなんで日本では売ってないの?

日本では日焼け止めの性能表示は、SPF50(+)が上限になっていますが、SPF30以上の日焼け止めは効果に大差はないが理由と考えられます。

SPF100を1回塗るよりかは、SPF30を3時間おきに塗り直した方が効果があるのです。

それに、SPF100の日焼け止めを使うとしたら、日焼けまでの時間が20分だとして20×100=2,000分となり、なんと1日以上効果があることになってしまうわけで、そこまで必要無いわけです。

4-2. 海外旅行に行くんだけど、海外の日焼け止めってどうかな?

これも良く聞かれたことがありますが、私は「日本の使い慣れたものを使うのが一番です」とお答えしています。

ハワイとかでSPF100の日焼け止めが販売されていますが、上にも書いた通り、SPF30以上はそれほど大差はありません。

ちなみに、オーストリアでは日本よりも厳しく、SPF30までしか表記されないそうですよ。

4-3. 紫外線吸収剤のオキシベンゾンは避けたほうが良いの?

オキシベンゾンは発がん性があるとして警鐘を鳴らす方がいます。

しかし、オキシベンゾンを禁止している国と比較しても皮膚がんが多いなどというデータはありませんし、一番重要なのは紫外線対策をキッチリすることなのです。

デイリーで使う日焼け止めにオキシベンゾンが入っているなら避けたほうが良いかもしれませんが、夏の間だけ使うというような場合も避けるという必要はないと思います。

4-4. 日焼け止めは重ねるとパワーアップする?

「日焼け止め乳液を使って、さらに日焼け止めパウダーを使う」というように、重ねても効果が2倍になるというわけはありません。

重ね塗りは日焼け止め効果を上げるのではなく、3時間毎に塗るなどして、「日焼け止め効果の時間を伸ばす」効果があると考えておくと良いでしょう。

しかし、別にお肌に悪いということはありませんからね。

4-5. SPF50の日焼け止めで肌が赤くなったんだけど・・・

しっかりSPF50の日焼け止めを塗っていたのに肌が赤くなってしまったという方の質問をご紹介します。

口コミ・評判

C さん

日焼け止め(SPF50の++++です)をきっちり塗って汗もかいていないし水にも触れていないのに、5分〜10分ほど外に出ただけで顔がピリピリ痛くて赤くなってしまいました。

これは日焼けですか?

出典:yahoo知恵袋

5~10分程度で顔が赤くなるというのは紫外線の影響というより、日焼け止めが肌に合わなかったという原因が考えられます。

使う前は腕の内側に塗って1〜2日で赤くならないかチェックすることがおすすめです。

4-6. 最近流行の飲む日焼け止めにSPF表記がないのは何故かしら?

SPFは、日焼け止めを塗った部分と塗らない部分に紫外線を照射することで数値を出すのですが、飲む日焼け止めはそれでは測ることができないからです。

要するに、SPFやPAというのは肌につける日焼け止め独自の指標だというわけです。

それに、飲む日焼け止めは紫外線を防ぐのではなく、浴びた紫外線の影響を軽減するものであり、つける日焼け止めとはコンセプトが違うのです。

4-7. 敏感肌でSPFの高い日焼け止めが合わないから対策が知りたい

SPFが高い日焼け止めの相性が悪いという方は、SPFが低いものを使用するか、次のような方法を試すと良いでしょう。

  • 日除けグッズを使う
  • 飲む日焼け止めを試す

日焼け止めが合わないなら、UV手袋やUVサングラスなど、グッズで対応するのが最も肌に優しいといえるでしょう。

また、副作用が無いオーガニックの飲む日焼け止めを試すことをおすすめします。

1箱60粒 30日分/ 初回980円

ホワイトヴェール』は、どのサイトでも塗る日焼け止め人気第1位に入る人気商品で、日焼け帽子だけでなく、しわやしみを防ぐ美肌効果が期待できます。

ちなみに、私が一番おすすめしているのは、塗るタイプの日焼け止めと飲むタイプの日焼け止めを一緒に使うことです。

体の外側も内側も日焼け対策をすることで、光老化に負けない体にしましょう!

飲む日焼け止めについて詳しく知りたい方は、こちらのページ「日焼け止めは飲む時代へ!20種を比較してわかるおすすめ3選」をご覧ください。

5. さいごに

日焼け止めのSPFについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

SPFとPAの数値は大事だけど、塗り直した方が効果的だということがお分かりいただければ十分です。

このページで紹介した日焼け止めを使い、美しい美肌をキープしてください。

  1. パックスナチュロン UVクリーム
  2. 和光堂 ミルふわ ベビーUVケア 水遊び・レジャー用
  3. KOSE コーセー サンカット 日焼け止めジェル

このページが、読者の皆さまの日焼け止めに役に立てることをお祈りしています。